近年、ウェアラブルデバイスは急速に普及していて、腕時計だけでなく靴までもデバイス化されています。中でも注目を集めているのが、日本の企業「ORPHE Inc.」が開発するスマートシューズ『ORPHE(オルフェ)』です。
今回は、このORPHEが一体どんなシューズなのか、その仕組みや機能、ラインナップなどを徹底的に調査してみました!
スマートシューズ「ORPHE」って何?
スマートシューズ「ORPHE」の製作企業「ORPHE Inc.」は、「足元から世界を変える」という目標を掲げ、歩行分析プラットフォームを中心とした製品開発を行う日本の企業です。
スマートシューズ「ORPHE」は、靴底に高度なセンサー技術を組み込み、歩行やランニング中の足の動きを精密に測定・分析できるものとなっています。
ORPHEスマートシューズの仕組み
ORPHEスマートシューズのメインは、靴底に内蔵された「ORPHE CORE」と呼ばれるセンサーです。この小さなデバイスには、動きを捉えるためのモーションセンサーが搭載されていて、様々な情報を詳細に検知してくれます。
- 歩いたり走ったりするときの足の動き
- 足の回転
- 足の向き
収集されたデータはBluetoothを通じてスマートフォンやPCなどに送信され、専用アプリで確認したり、シューズの機能をコントロールしたりできます。技術の統合にあたっては、履き心地を損なわないようユーザーの快適性も重視されているのも嬉しいポイントです。
ORPHEの機能を詳細にご紹介!
ORPHEスマートシューズは、ただ歩行データを記録するだけではありません。検知したデータをどのように使用しているのか、詳細を見ていきましょう。
歩行分析機能
ORPHEの最大の特徴とも言えるのが、高度な歩行分析機能です。
- 速度
- 歩幅
- ピッチ
- 接地時間
- 滞空時間
- 着地角度
など、歩行やランニングに関する多くの指標を測定することができます。
さらに、着地時の足の位置や足首の回転、全身の主要な関節点の動きから姿勢を推定することも可能で、その分析精度が高いことで注目されています。
リアルタイムフィードバック
ORPHEは、測定したデータを分析するだけでなく、リアルタイムでのフィードバックも可能です。
「ORPHE TRACK」アプリを使えば、ランニング中やウォーキング中に、測定データに基づいた音声フィードバックやコーチングを受けられます。これにより、ユーザーはその場でフォームを修正でき、より効率的なトレーニングや怪我のリスク軽減につなげることが可能です。
アプリにはAI(人工知能)も活用されており、個々のユーザーに合わせた、よりパーソナライズされたアドバイスを提供してくれます。
ORPHE製品ラインナップ
ORPHEは、様々なニーズに対応した複数のモデルを展開しています。ここでは主要なラインナップをご紹介します。
EASYRUN SHIBUYA 3.0
カジュアルなウォーキングから本格的なマラソンまで対応する汎用モデルで、ORPHE COREセンサーをソール内に収納でき、スマートシューズとして機能します。
Decentraland(メタバースプラットフォーム)で使えるバーチャルシューズNFTが付属する点もユニークです。
特徴 | 仕様 |
サイズ | 24.0cm – 28.5cm (0.5cm刻み) |
カラー | ブラック、オフホワイト |
重量(サイズ27.0) | 290g |
センサー互換性 | ORPHE CORE 2.0 |
その他 | バーチャルシューズNFT |
EVORIDE ORPHE
スポーツ用品大手のアシックスと共同開発したモデルで、ORPHEのセンサー技術とアシックスの高性能ランニングシューズのノウハウがコラボした商品です。現時点では「販売終了」となっていますが、再販や新製品に期待したいですね。
オリジナル「Orphe」LEDシューズ
ORPHEの代表シューズとも言える、LEDライトを搭載したモデルです。ダンサーやパフォーマーが、動きと光を連動させた新しい表現を創り出すために設計されています。約100個のLEDと9軸モーションセンサーを搭載し、アプリで光を自由にコントロールできます。最新の入手状況は確認が必要ですが、ORPHEのユニークさを象徴するモデルです。
その他のモデル
日常のウォーキング分析に特化した「RUNWALK ORPHE」なども存在します。このように、目的や用途に合わせて様々なモデルが展開されているのがORPHEの魅力です。
まとめ
ORPHEスマートシューズは、高度な歩行分析技術を日常の靴に組み込み、ランニング、パフォーマンス、健康管理といった幅広い分野で注目されています。また、今後は「次なるイノベーションの波」も予告されており、今後の展開から目が離せません!気になる方は是非チェックしてみてくださいね!