「大きいサイズならともかく、普段より小さいサイズのスニーカーを選んでしまったら、どうしようもない、、、」と思っていませんか?
今回紹介する方法を実践すれば、小さいサイズのスニーカーでも大丈夫!
明日には、玄関で眠っているそのスニーカーを履いて、お出かけできるかもしれません!!
スニーカーのサイズは大きくならない!?
まずは、少し残酷な話をします。
と言うのもスニーカーのサイズは、そんなに大きくなりません。
素材によって異なりますが、期待できるサイズUPはせいぜい0.5cm。
「マイサイズ26.5cmの人が25cmの靴が入るようになるか?」と言われたら、正直無理です。
ここまでのお話で、私が伝えたいのは
事前に修理屋と相談して、サイズが調整可能かどうか確かめた方が良いということ。
新品の靴を痛めつけるのはもったいないですからね。
スニーカーのサイズを大きくするとは?
靴のサイズを大きくするとは、スニーカーアッパー部分を伸ばすということ。
ヒール部分が伸びないのは感覚的にわかると思います。

要するに、スニーカーを伸ばすことで期待できるサイズUPは、『甲の高さ』と『横幅』。
- つま先がきつい
- 足の側面が当たって痛い
こんな悩みを持っている方は、アッパーの素材を伸ばすことで改善できるかもしれません!
素材ごとの伸びやすさ
スニーカーはアッパーの素材によって、伸びやすさが異なります。
ここでは、スニーカーに採用されている代表的な素材と伸びやすさについて解説します!
スムースレザー(本革)

スムースレザー(本革)のスニーカーは、伸びやすいです。
スムースレザー(本革)にも、伸びやすい素材・伸びにくい素材があります。
- 硬い革(牛、馬) → 伸びにくい
- 柔らかい革(羊、豚) → 伸びやすい
足の形に合わせて、革が伸びる専用のスプレーもあります。
- リーボック “クラシックレザー”
シンセティックレザー(合成皮革)

レザーと謳っているのスニーカーの多くは、シンセティックレザー(合成皮革)。
シンセティックレザー(合成皮革)は、スムースレザー(本革)と異なり、伸びにくいです。
全く伸びないという訳ではないので、多少のサイズUPは期待できます。
- ナイキ “エアフォース 1”
- アディダス “スタンスミス”
スウェード・ヌバック

スウェード・ヌバックとは、子羊や子牛の皮を起毛した素材のこと。
つまり、革由来の素材です。
先ほど同様、スウェードであろうがヌバックであろうが伸びやすさは、本革か合成皮革かによって決まります。
- 本革 → 伸びやすい
- 合成皮革 → 伸びにくい
- プーマ “スウェード”
- ニューバランス “CM996”
パテントレザー(エナメル)

パテントレザー(エナメル)とは、革素材の表面にエナメル加工を施し、光沢を持たせた素材のこと。
革を素材としているので比較的伸びやすいです。
ただし、注意点としてパテントレザーにも本革と合成皮革のものがあります。
つまり先ほども説明したように、本革の素材は伸びやすく、合成皮革のものは伸びにくいという訳です。
- ナイキ “エアジョーダン 11”
キャンバス

バンズやコンバースに多く採用されているのがキャンバス素材。
残念ながらキャンバス素材は、ほとんど伸びません。
熱を加えると、多少伸びます。
- コンバース “オールスター”
- バンズ “オールドスクール”
メッシュ

ランニングシューズに多く採用されているのがメッシュ素材。
メッシュ素材も残念ながら、全く伸びません。
- ナイキ “タンジュン”
- ニューバランス “MS501”
スニーカーをサイズを上げる4つの方法
スニーカーを伸ばす方法を4つ紹介します。
これから紹介する方法を上から順番に試して、ちょうど良いサイズ感になったら終了です。
STEP1. 中敷きを抜く
通常スニーカーには、厚さ5mm程の中敷き(インソール)が入っています。
中敷き(インソール)を抜いただけではサイズが変わるとは思えませんが、意外と効果があります。

こちらは、スニーカーのつま先部分を拡大したイラストです。
つま先部分が尖っているスニーカーほど、サイズが上がりやすくなります。
「サイズが小さくて、つま先がきつい」という方は、一度インソールを抜いてみるといいでしょう!
注意点として、インソールを外した状態でスニーカーを履くと、履き心地が悪くなります。
インソールを外してスニーカーを履く場合は、薄めのインソールを代わりに入れておくことをオススメします。
中には、インソールが接着されて取れないスニーカーも存在します。
↑こちらの動画では、『接着されているインソールの綺麗な剥がし方』を紹介しているので、参考にしてみてください。
STEP2. 熱で伸ばす
生地による違いはありますが、スニーカーの素材は熱で伸びます。
ここからは、熱でスニーカーを伸ばす方法を紹介します。
- ドライヤー
- 厚手の靴下
- 厚手の靴下を履き、サイズをあげたいスニーカーを履く。
→足がかなりキツく感じるまで、靴下を重ね履きしましょう。 - 伸ばしたい箇所にドライヤーをあてます。
→熱が分散すると温まりにくいので、一点集中でドライヤーを当てましょう。 - ドライヤーを冷風に切り替えて、スニーカーを冷やします。
生地が柔らかくなるまで、この手順を繰り返します。
STEP3. シューストレッチャーで伸ばす
シューストレッチャーとは、靴のサイズを広げるための器具。
一般的に、革靴を伸ばすために使われます。
なので、キャンバス素材・メッシュ素材などのスニーカーにはあまり効果がありません。
STEP4. 修理する
ここまで試して「まだサイズがきつい」という方は、思い切って修理に出しましょう。
メーカーによっては無償で修理できる場合もあるので、まずは購入した店舗で修理できるか確認します。
メーカーで修理できない場合は、専門の修理店に相談しましょう!
スニーカーアトランダムでは、スニーカーに特化して修理を行なっています。
郵送サービスもあるので、ぜひ一度相談してみましょう!
まとめ
サイズUPの4ステップ
- 中敷き(インソール)を抜く
- 熱で伸ばす
- シューストレッチャーで伸ばす
- 修理する