熱狂的なコレクターが存在するほど人気のスニーカー。ランニングやウォーキングだけではなく、普段から履いている人も多いと思います。
そんなスニーカーですが、気がついたら靴紐がほどけていたという事もよくあります。
そこで今回は、靴紐の結び方でほどけない(ほどけにくい)方法をご紹介します。
靴紐がほどける原因とは?
ランニングやウォーキングをしていて、気がついたら靴紐がほどけていた!という事は皆さんも経験があると思います。結び直しても何回もほどけてしまう事もよくあります。なぜしっかり結んだはずなのに、靴紐がほどけてしまうのでしょうか。その理由は主に2つあります。
靴紐の素材
丸紐(シューレース等)や撥水加工コーティングしてあるツルツルした靴紐は、比較的ほどけやすい素材と言えます。
足の動きと靴への振動
2017年、米カルフォルニア大学バークレー校の機械工学研究者がこの謎を解明し、英学術誌にて発表しています。
実験では、ランニングマシンで走っている間に靴紐がほどけていく様子を超スローモーションで撮影し、映像を分析したところ、硬く縛ったはずの結び目が一瞬ゆるみ、紐がしなることにより結び目がほどけるとの事です。
つまり、走ったり歩いたりすることにより、地面を蹴り上げる動作や着地の振動、そこに足のスイングによる力が加わり、それが靴紐の結び目に負担となり、徐々にほどけていくそうです。
ほどけない靴紐の結び方とは!
それでは実際に、靴紐の結び方でほどけない(ほどけにくい)方法をご紹介します。
今回は、「イアン・ノット」「ベルルッティ結び」「蝶々結び+ひと結び」の3つを画像付きで解説します。
イアン・ノット
最初にご紹介するのは最も基本的な結び方の「イアン・ノット」です。別名アスリート結びとも呼ばれているほど、多くのスポーツ選手が実践している結び方となります。
慣れれば非常に簡単に結べて、かつほどけにくい人気のある結び方です。
結び方
まずはひと結びをし、左右の紐でそれぞれ輪っかを作ります。
右の輪っかを左の輪っかに通し、さらに左の輪っかを右の輪っかに通します。
左右それぞれ通した輪っかを引っ張って絞めれば完成です。
ベルルッティ結び
ベルルッティ結びとは、フランスの有名靴ブランドが由来の結び方です。
主に革靴でのほどけない結び方として紹介されますが、スニーカーでも応用できます。
結び方も簡単かつ、見た目がエレガントで名前もオシャレなこの結び方は、フランスのシューズブランドでは定番とのことです。
結び方
通常蝶々結びをする前のひと結びでは、紐を一回だけ輪っかに通しますが、ベルルッティ結びでは二回輪っかに通します。(通常1回しか通さない最初の結び目に2回通す)
その後、いつもの要領で蝶々結びをすれば完成です。
蝶結び+ひと結び
次にご紹介するのは、警視庁災害対策課のX(Twitter)で紹介されていた「蝶々結び+ひと結び」です。
靴紐がほどけにくいだけではなく、靴紐が長すぎて余ってしまう場合にも有効な結び方です。
しかしほどけにくいが故、ほどく時にひと結びした結び目を両手で緩める必要があるため少し面倒な点には注意が必要です。
結び方
まず最初に、いつも通り蝶々結びをします。そして蝶々結びの両側の輪っかを使ってひと結びしましょう。
結び目を引き締めれば完成です。
まとめ
ランニングやウォーキングをしている時、靴紐がほどけてしまい何度も結び直すのはとても面倒です。
今回は、靴紐の結び方でほどけない(ほどけにくい)方法をいくつかご紹介しました。
どれも簡単に結ぶことができるので、長距離歩く時やランニングの際には皆さんもぜひ試してみてください。