ラジオ体操にはどんな効果はある?カロリー消費量やおすすめの時間帯

ラジオ体操にはどんな効果はある?カロリー消費量やおすすめの時間帯

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ラジオ体操は約3分で効果を体験でき、全身を一巡できる「超短時間・全身連動」プログラムです。音楽に合わせた反復で可動域を広げ、血流と体温をやさしく引き上げ、姿勢と呼吸を整えるのがラジオ体操の効果の源になっています。特別な器具・広いスペース・特別なウェアが不要で、年齢や体力差を問わず始めやすい点もラジオ体操の魅力です。筋トレの前後の準備運動や、在宅勤務のリセット用、家事の合間の気分転換まで使いどころは多彩です。本稿ではこのラジオ体操の効果や概要、おすすめの実施方法について紹介していきます。

目次

ラジオ体操の主な効果

基本的なラジオ体操の動きは「伸展・屈曲・側屈・回旋・跳躍」がまんべんなく配置され、肩甲帯・胸椎・股関節の可動域拡大に寄与します。ふくらはぎや大腿前後、体幹の姿勢保持筋にも軽いスイッチが入り、長時間座位で起きやすい肩こり・腰の張りを緩和。循環面では筋ポンプ作用で末梢の血行と体温を穏やかに上げ、朝のだるさや手足の冷え対策に有効です。音楽と呼吸がテンポメーカーになるため自律神経の切り替えにも役立ち、集中モードや気分のリセットを助けます。跳躍要素は骨への微刺激となり、骨密度維持にもプラスに働きます。こういったラジオ体操の効果は短時間で得ることができ、普段運動をしない人にとってもおすすめだといえます。

正しいやり方

ラジオ体操のポイントとしては反動で勢い任せにせず、伸びる方向を意識してコントロールすることが肝要です。足幅は肩幅、膝は伸ばし切らず柔らかく着地しましょう。体側伸ばしは骨盤を横へ逃がさず、肋骨を引き上げる意識で側腹に伸張感を作るのが基本です。回旋は骨盤を正面に残し、胸郭から回すと腰部への負担が減ります。前屈はおへそを折るイメージで、背中を丸め過ぎないことを意識しましょう。呼吸は止めず、伸ばす時に軽く吐くと余計な力が抜けます。首や腰に不安がある日は可動域を70%に抑え、跳躍はつま先リズムや踵上げへ置き換えても十分です。

続ける工夫

「起床→歯磨き→体操」のように既存習慣に接続すると継続が安定します。カレンダーや習慣アプリでチェックを付け、合計何分動けたかを見える化することで継続の助けになります。ラジオ体操第一(3分)に慣れたら第二を週2〜3回追加していきましょう。余力があれば前後にスクワット10回、プランク20秒、肩甲骨寄せ10回など“+60秒”の付け足しで刺激を強化し、ラジオ体操の効果を上げることができます。家族や同僚と同時に行うリモート朝礼体操は参加率が上がり、姿勢フィードバックにも役立ちます。

安全対策と注意点

発熱・めまい・強い痛みがある日は中止しましょう。心血管・整形外科疾患の既往がある場合は主治医と相談することが求められます。フローリングは滑りやすいため裸足か滑りにくい室内シューズで、周囲の障害物や天井照明に注意しましょう。朝イチの深い前屈や強い反りは腰部に負担となるため、序盤は小さく、終盤で広げる順番が安全です。膝が不安ならジャンプを省略し、足首の可動運動や踵上げで代替していきましょう。なお痛みが鋭いものに変わる場合は即中止し、専門家へ相談してください。

カロリー消費の目安

消費カロリーは体重と運動強度によって変わります。消費カロリーの概算式は「kcal/分=METs×3.5×体重kg÷200」で計算されることが一般的です。ラジオ体操第一は約4METs、第二は4.5〜5METs程度とみなせます。体重60kgなら第一3分で約13kcal、第二も3分で約16〜18kcal、両方でおよそ30kcal前後。50kgの人は合計20〜25kcal、70kgなら30〜35kcalのレンジが目安です。単発では小さく見えても、毎日6分×30日で約900kcal(60kg想定)と積み上がり、NEAT(非運動性活動)向上に寄与します。有酸素や筋トレと併用すれば体重管理の下支えになります。

ラジオ体操のおすすめの時間帯は?

ラジオ体操の実施は一日の流れに合わせて整えると効果的です。朝は体温と血流をやさしく引き上げ、姿勢と呼吸を整えて一日の基準姿勢をセットします。朝食前は軽めに、朝食後は消化の具合を見て行うのが安心です。昼は、座りっぱなし対策として3分だけ差し込み、凝りをほどいて午後の集中力を回復させます。可能なら屋外で日光を浴び、体内時計の同調も狙いましょう。夕方から就寝前は強度を落とし、跳躍を省いた静かな第一でリラックスを優先しましょう。激しい反りやジャンプは避け、実施は就寝の1.5〜3時間前までに済ませます。どうしても時間が取れない日は「朝に第一、午後に上半身1分、夜に下半身1分」と細切れでも問題ないです。気温が低い朝は最初の30秒を小さめの可動域で始め、関節が温まってから徐々に広げると安全に伸ばせます。

目的別の利用方法

目的に合わせてラジオ体操の配分を変えると、効き方がはっきりします。まず姿勢改善が狙いなら、腕振りと肩回しを丁寧に行い、胸を開く動きを強調して胸郭の可動域を広げます。代謝アップを重視する日は、ラジオ体操第二を追加し、可動域とリズムをやや大きくして心拍を少し高めると全身が温まりやすくなります。在宅ワーク対策では、毎時ちょうどに上半身だけの椅子ラジオ体操を1分差し込み、少なくとも90分に一度は立ち上がってフル版を3分するのもおすすめです。在宅ワーク中でも血流を回し、肩首のこわばりを予防できます。下半身強化が目的なら、跳躍パートを浅いスクワットに置き換え、最後に踵上げを20〜30回追加してふくらはぎと足底を刺激しましょう。

まとめ

ラジオ体操は約3分で全身を一巡でき、可動域拡大・血行促進・姿勢や呼吸のリセット・骨への微刺激が得られる超短時間・全身連動です。ラジオ体操の消費カロリーは体重60kgで第一+第二6分≈30kcalであり、毎日続ければ30日で約900kcalと活動量(NEAT)の底上げに有効です。朝は覚醒、昼は座りリセット、夜は跳躍抜きでリラックスが基本の目的として行うと継続しやすいです。反動任せにせず足幅は肩幅、呼吸は止めないのがコツです。習慣化は、最初は無理せずラジオ体操第一から行い、慣れたら第二を追加するのが良いでしょう。体調に応じて可動域や跳躍を調整し、椅子版やスクワット、踵上げで目的別に応用しましょう。寒い朝は小さく始めて徐々に広げ、痛みや不調時は中止しましょう。

スニッピー
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