9ヶ月にも及ぶロングラン上映も終焉し、改めてその人気の高さを示した『スラムダンク』。原作漫画の連載当時も大きな社会現象となり、その一つは桜木花道ら人気キャラが履いているバスケットシューズは何なのか、ということです。
桜木花道 バッシュはバスケショップ(チエコスポーツ)の店長が詳しく解説をしてくれていましたが、他の湘北メンバーは何を履いていたのでしょうか。
そこで今回はスラムダンク バッシュに注目し、調査、紹介していきます。
桜木花道が履いていたのは2足
ナイキ エアジョーダン 6 レトロ “インフラレッド”
作中では体育館シューズを完全に破壊してしまった後に、桜木花道が初めて着用したバッシュです。
1991年に発売された”バスケットボールの神様”ことMichael Jordanの6代目シグネイチャーモデルで、作中ではショップの店長がコレクションしながら仕事で着用していたものを桜木「「中古だから」という理由で、30円で買い取られ(奪われ)てしまいます。
ちなみに、超人気モデルのため、覆刻販売されていますが、2023年9月20日時点で8万円を超える超高価なシューズです。
ナイキ エアジョーダン 1 レトロ ハイ “ブレッド”
“インフラレッド”も破壊してしまった桜木はまたしてもショップを訪れます。高校バスケの試合も観に行く店長は、湘北のことを、そして桜木のことを知っており、この“ブレッド”を紹介します。
“ブレッド”は言わずと知れた1985年発売のMichael Jordanのファーストシグネイチャーモデルです。店長の言葉を借りると、「湘北カラーのブラックとレッドで配色」された本モデルは、スラムダンクファンにも印象深いシューズです。
発売当時、この配色はNBAのシューズ規定に抵触していたため、罰金を科されたという有名なエピソードもあります。
桜木はこのシューズを無償で譲り受けそうになりましたが、気持ちだと言って100円支払い帰宅します。このシューズを着用して王者山王を撃破する活躍を見せたのが救いでしょうか…。
流川楓 ナイキ エアジョーダン 5 レトロ “ファイアレッド”
桜木花道のライバルとして描かれる流川楓ですが、実は桜木花道とおなじ「エアジョーダン」シリーズを着用しており、“ファイアレッド”は1990年にリリースされたMichael Jordanの5代目シグネイチャーモデルです。
戦闘機をモチーフにしたデザインと、ジャンプマンロゴが配置された大きなシュータンやクリアソールが特徴的な非常にスタイリッシュなモデルです。
赤木剛憲 コンバース プロ コンクエスト ハイ
湘北高校バスケ部のキャプテンであり、大黒柱でもある赤木のシューズは連載当時のコンバースの最新技術がつまったシューズです。
最近ではめっきり見なくなってしまいましたが、1990年代はコンバースのバッシュを着用している選手も多く、そのシューズの中でも赤木のこのシューズは「これぞ一昔前のバッシュ」と言えるほどゴツいシルエットのシューズです。
宮城リョータコンバース アクセレレーター
湘北高校の切込隊長であり、桜木の良き理解者でもある宮城リョータの着用していたシューズは、NBAのレジェンドプレイヤーで史上最高のポイントガードと言われるMagic Johnsonが1992年のバルセロナオリンピックで着用していたモデルです。
三井寿アシックス ジャパン L
神奈川県の中学MVPに輝き、湘北高校で怪我をし、グレたのち再び湘北のとっておきの飛び道具となった三井寿。その三井が着用していたシューズが1981年に発売されたアシックスの名作バスケットボールシューズです。
安定したグリップ力とシンプルなデザインが人気を呼び、長年多くの日本人の足元を支えてきました。2017年に惜しくも生産が終了してしまいましたが、スポーツスタイルモデルとして復刻版が発売されました。
最後に
今回は大人気バスケマンガスラムダンクの湘北高校5名が着用していたバッシュについてまとめてきました。
どの選手もキャラクターに合ったバッシュを着用しており、井上雄彦先生の愛を感じますよね。
身一つで戦うバスケにとってシューズは体の一部であり、プレースタイルに合ったものを選ぶ必要がありますよね。残念ながらすでに発売終了したモデルもありますが、もし購入するチャンスがあればコレクションとしても、実際に着用するとしても購入したいところですよね!