ジメジメとした梅雨の季節が近づいてくると、気になるのが「靴」の問題ですよね。
外出先で突然の雨に見舞われて、お気に入りの靴がびしょ濡れといった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。特に、翌日もその靴を履かなければいけないとなると、本当に困ってしまいます。
この記事では、濡れてしまった靴を「早く」「正しく」乾かすための具体的な方法を解説していきます。家にあるものでできる応急処置から、便利な専用アイテムや気になる臭い対策まで、皆さんの靴の悩みが解決できるよう、しっかりご紹介していきますね!
正しい靴の乾かし方は?乾かす前の注意点まとめ!
靴を乾かす前に、ちょっとした一手間を加えるだけで、乾きやすさや仕上がりが格段に変わってきます。放置すればするほど、汚れが定着し、臭いの原因菌も増えてしまいます。面倒くさがらずに、大切な靴のために迅速な対応を心がけましょう。
1. まずは汚れを落とす!
濡れた靴には、雨水だけでなく泥や砂などの汚れも付着しています。
汚れたまま乾かしてしまうと、汚れがシミになったり、乾燥を遅らせたりする原因にもなるため、まずは靴の素材に合わせて、汚れを優しく落としましょう。
2. 分解して空気の通り道を作る
靴の中まで効率よく乾かすためには、空気が通りやすい状態を作ることが大切です。取り外し可能な中敷き(インソール)は必ず外して、靴本体とは別に乾かしましょう。
靴紐も外すか、できるだけ緩めて履き口を大きく広げてください。こうすることで、乾きにくい「つま先」部分まで空気が届きやすくなり、乾燥時間を短縮できます。
3. タオルでしっかり水分を吸い取る
本格的な乾燥に入る前に、吸水性の高いタオルを使って、靴の外側と内側の水分をできる限り吸い取りましょう。ゴシゴシこするのではなく、タオルを押し当てるようにして水分を移すのがコツです。
身近にあるもので乾燥する方法は?
靴を乾かす準備ができたところで、靴専用の乾燥機があれば問題なく乾燥させられますが、靴専用の乾燥機なんてなかなか持っていませんよね。
そこで今回は、乾燥機がなくても家にある身近なアイテムを使って、手軽に試せる方法をいくつかご紹介します。それぞれのメリット・デメリットを知って、状況に合わせて使い分けてみましょう。
方法 | 乾燥時間の目安 | メリット | デメリット |
キッチンペーパーや新聞紙などをしっかり詰める | 数時間~半日以上 (交換頻度による) | ・手軽 ・安価(新聞紙) ・吸水性が高い ・型崩れ防止 | ・時間がかかる ・こまめな交換が必要 ・インク移りの可能性(新聞紙) |
扇風機やサーキュレーターを使って乾かす | 1時間~数時間 | ・安全(熱を使わない) ・比較的早い | ・電気代がかかる ・設置スペースが必要 |
ドライヤーで部分的に乾かす(必ず「冷風」で!) | 数分~ (部分乾燥) | ・ピンポイントの乾燥ができる ・比較的早い | ・温風はNG(靴の損傷リスク大) ・手間がかかる ・全体乾燥には不向き |
洗濯機で専用のネット等を使って脱水する | 3~10分程度 | ・圧倒的な速さがある | ・靴や洗濯機を傷めるリスク ・素材を選ぶ(革靴NG) ・タオルの準備など手間がかかる |
使い捨てカイロを入れておく | 5~6時間 または一晩 | ・手間なし(放置可能な場合) ・穏やかな熱で比較的安全 ・消臭効果も期待できる? | ・時間がかかる ・使い捨てコスト |
乾燥剤(シリカゲルや炭)を入れておく | 数時間~ 一晩 | ・手間なし ・消臭効果(特に炭) ・再利用可能なものもある | ・乾燥力は限定的 ・即効性は低い |
まとめ
梅雨時期の濡れた靴は本当に厄介ですよね。この記事でご紹介した方法を参考に正しい知識と適切な対処法で、ご自身の状況や靴の種類に合ったベストな靴の乾かし方を見つけて、ジメジメした季節を足元から快適に過ごしていきましょう!