「お気に入りのスニーカーなのに、気づけばかかとの内側がボロボロ」そんな悲しい経験をしたことはありませんか?大切に履いているつもりでも、スニーカーのかかとの内側だけが擦り切れてしまうこと、よくありますよね。
この記事では、なぜスニーカーのかかとの内側が破れてしまうのか、その原因を調査し、自分でできる修理方法についても、分かりやすく解説していきます。
スニーカーのかかとの内側が破れる主な原因
どうしてスニーカーのかかとの内側ばかり破れてしまうのでしょうか?実は、いくつかの原因が重なって破れていることが多いとされています。主な原因について見ていきましょう。
根本的な原因は「摩擦」
一番の根本的な原因は、ずばり「摩擦」です。歩いたり走ったりするたびに、かかとと靴の内側の生地はどうしても擦れ合ってしまいます。この繰り返される摩擦によって、生地の繊維が少しずつ傷んでいき、最終的に破れてしまいます。
特に、靴を脱ぎ履きする回数が多い方や、通勤・通学、ウォーキングなどで長時間歩く方は、摩擦の回数や時間が増えるため、生地へのダメージが蓄積しやすくなります。
靴のサイズ
意外と見落としがちなのが、靴のサイズです。実は、大きすぎても小さすぎても、かかと内側の破れの原因になります。自分の足にぴったり合ったサイズを選ぶことが、破れを防ぐ第一歩とも言えます。
靴の履き方
普段の靴の履き方や歩き方の癖も、かかと内側の摩耗に影響を与えています。靴を履くときについついやってしまいがちNGパターンを以下に記載します。
- 指でかかとを無理やり押し込んでいる
- かかとを踏みつけて履いたりする
- スニーカーの紐を毎回きちんと結び直さずに脱ぎ履きする
- スニーカーの紐を緩く結んだまま履き続ける
上記NGパターンをしてしまっている場合は、内側のデリケートな生地に大きな負担がかかり、破れやすくなってしまいます。
自分でできる!かかと内側の修理方法
お気に入りのスニーカーのかかと内側が破れてしまっても、軽度の破れなら自分で修理することも可能です。手軽にできるDIY補修方法を見ていきましょう。
「補修シート・パッチ」で貼るだけ修理
最も手軽で簡単なのが、市販の「かかと補修シート」や「補修パッチ」を使う方法です。
これらはシールタイプが多く、破れた箇所に貼り付けるだけで、通販サイトや靴修理用品店、100円ショップなどでも簡単に手に入ります。基本的な手順は以下になります。
- 補修部分の汚れをきれいに拭き取る
- 補修部分をを十分に乾かす
- 補修シートを破れより少し大きめにカットする
- 裏紙を剥がして、シワにならないようにしっかり貼り付ける
注意点として、耐久性は製品により差があり、あくまで応急処置的な側面が強い点は覚えておきましょう。
「シューグー」など接着剤を使う方法
もう少し丈夫に補修したい場合は、靴底補修材として有名なシューグー(Shoe Goo)などの接着剤や充填剤を使う方法があります。
シューグーは、すり減った靴底だけでなく、その接着力を活かして、かかと内側の破れや凹みを埋めるのにも使えます。基本的な手順は以下になります。
- 補修箇所の汚れを落とす
- 補修箇所を完全に乾燥させる
- 周りをマスキングテープで保護する
- シューグーを少量ずつ破れた箇所に充填するように塗る
- ヘラなどで平らにならす
- 完全に硬化するまで最低でも24時間程度は乾燥させる
価格は1,000円~1,500円程度で、補修シートより耐久性が期待できますが乾燥に時間がかかる点と、きれいに仕上げるには少しコツがいる点がデメリットです。
まとめ
スニーカーのかかと内側が破れるのは、単なる「擦れ」だけが原因ではなく、靴のサイズや履き方など、様々な要因が絡み合っています。
もし破れてしまったら、手軽な「補修シート・パッチ」や、少し本格的な「シューグーなどの接着剤」での修理も試してみてください。
ぜひ、この記事の情報を活かして、大切なスニーカーを長く愛用してくださいね!