スニーカーを長く履くためには、定期的な手入れが欠かせません。しかし、どのようにスニーカーを手入れすれば良いのか、また洗濯機で洗えるのかなど、意外と知らないことが多いのではないでしょうか？ここでは、スニーカーの手入れに必要なアイテムや基本的な手入れ方法、そして洗濯機を使って洗う際のポイントについて詳しく解説します。しっかりとした手入れを行うことで、スニーカーをいつまでも綺麗に保つことができますよ。
スニーカーの手入れに必要なもの
スニーカーを手入れする際に必要なアイテムは、普段の掃除や家事に使うアイテムとも共通しているものがあります。日常で使用するものを活用しつつ、手入れ専用アイテムも取り入れてみましょう。
スニーカークリーナー
スニーカークリーナーは、頑固な汚れや黄ばみを効果的に落とすための必須アイテムです。市販されているクリーナーにはさまざまな種類がありますが、素材に適したものを選ぶことが重要です。例えば、
- 合皮
- レザー
- キャンバス
など、それぞれに対応した製品があるため、使用するスニーカーの材質を確認してから購入しましょう。その中でも泡タイプのものは、汚れにしっかりと密着し、ブラッシングと併用することで効果的に汚れを落としてくれるのでおすすめですよ。
ブラシ
スニーカーの手入れで欠かせないのがブラシです。ブラシは、汚れをしっかりと除去するための重要な役割を果たします。ブラシは硬さや素材に違いがありますので、スニーカーの素材に合ったブラシを選ぶことが大切です。例えば、キャンバス素材には柔らかめのブラシ、レザー素材には専用のブラシを使用するのが理想的です。ブラシを使うことで、手やクロスだけでは届かない細部までしっかりと汚れを取り除くことができます。
クロス
クロスは、汚れを拭き取るだけでなく、洗剤や水をしっかりと吸収して乾かすためにも使います。柔らかい素材のクロスを選ぶことで、スニーカーを傷つけずに手入れが行えます。クロスを水で軽く濡らして、泡や汚れを拭き取る際に活用すると効果的です。洗った後に水分をしっかり取ることで、次の乾燥作業がスムーズになります。
防水スプレー
防水スプレーは、スニーカーを長持ちさせるために非常に有効です。新しくおろしたスニーカーには、履く前に防水スプレーをかけておくことで汚れが付きにくくなります。防水スプレーを選ぶ際は、スニーカーの素材に合うものを選びましょう。また、定期的に防水スプレーをかけ直すことで、防水効果を持続させることができます。防水スプレーを使用するときは、風通しの良い場所でしっかり乾燥させてから履くようにすると効果が高まります。
その他あると便利なアイテム
スニーカーの手入れをよりスムーズに進めるために、
- 重曹
- 消臭スプレー
- 柔らかいスポンジ
なども手元に用意しておくと便利です。これらのアイテムを組み合わせることで、より効果的にスニーカーをケアすることができます。
基本的なスニーカーの手入れ方法
スニーカーを長く清潔に保つためには、定期的な手入れが大切です。基本的な手入れ方法をしっかりとマスターしておくことで、スニーカーをいつまでもきれいに使えます。
手順1. 汚れを落とす
まずは、スニーカーに付着した大まかな汚れを落とします。このステップでは、ブラシやクロスを使って泥やチリを丁寧に払い落としましょう。特に泥汚れがひどい場合は、ブラシを使って表面をこすり、できるだけ多くの汚れを取り除くことが重要です。また、しつこい汚れにはスニーカークリーナーが効果的です。汚れが気になる部分にクリーナーを塗布し、しっかりと馴染ませてからブラシで軽くこすります。
手順2. 洗い流す
スニーカーの表面をまんべんなく濡らし、泡立てた洗剤を塗っていきます。この工程では、中性洗剤を使うことをお勧めします。アルカリ性洗剤を使うと、黄ばみの原因になることがあるため注意が必要です。洗剤を塗布した後は、ブラシを使って優しく洗い、しっかりと洗い流しましょう。布や合成繊維のスニーカーの場合は、洗剤を使用する際に特にすすぎ残しがないように注意して洗い流すことが大切です。すすぎをしっかり行うことで、洗剤の成分が残らず、清潔に仕上がります。
手順3. 乾燥させる
洗い終わったスニーカーは、陰干ししてしっかりと乾燥させましょう。直接日光に当ててしまうと、色褪せや素材の劣化の原因になるため、必ず日陰で干すことが鍵となります。特に時間をかけて乾燥させることが大切で、急いでいるからといってアイロンなどの熱源を使用するのは避けましょう。また、中に新聞紙を詰めておくと早く乾き、型崩れも防げます。乾燥が不十分だと、臭いや菌の繁殖の原因にもなりますので、しっかり乾燥させてから次の工程に進みましょう。
手順4. 防水スプレーをかける
スニーカーが完全に乾燥したら、防水スプレーをかけて仕上げます。防水スプレーは、水や汚れを弾く効果があり、スニーカーを履く際の汚れを予防するのに役立ちます。スプレーをかける際は、スニーカーの素材に合ったものを選び、約20～25cm離して均等にスプレーすることがポイントです。特に靴紐の部分や縫い目などにも注意してくまなくスプレーしましょう。その後、再度完全に乾かすことで、防水効果が最大限に発揮されます。
スニーカーの洗濯機洗いはあり？なし？
スニーカーを洗濯する際、手洗い以外に洗濯機を使う方法もありますが、洗濯機で洗うことがすべてのスニーカーに適しているわけではありません。スニーカーの素材や汚れの状態に応じて、洗濯機を使うかどうかを決める必要があります。
洗濯機でスニーカーを洗う際の注意点
洗濯機でスニーカーを洗う際は、いくつかのポイントに注意が必要です。まず、スニーカーの素材が洗濯機使用に適しているかを確認します。
| 素材 | 洗濯機 |
| 布製や合成素材の一部 | 〇 |
| 革 | × |
| スエード | × |
洗濯機を使うときは、まず靴紐やインソールを取り外し、スニーカーを洗濯ネットに入れます。こうすることで、洗濯機やスニーカーが互いにダメージを受けにくくなります。洗剤は液体の中性洗剤を使い、漂白剤は避けましょう。また、設定はソフトコースを選び、低温水を使用すると安全です。
スニーカーの手入れ頻度は？
スニーカーを常に清潔に保ち、長持ちさせるためには、適切な頻度での手入れが求められます。一般的には、スニーカーを3ヶ月に1度程度のお手入れが推奨されますが、使用頻度や汚れの程度によって調整が必要です。特に目立つ汚れがついた場合や、汗をかくような状況で使用した後は、都度手入れをすることでスニーカーが劣化するのを防ぐことができます。
まとめ
スニーカーは日々足元を支えてくれる大切なアイテムです。適切な手入れと管理を行うことで、清潔に保ちつつ長持ちさせることができます。手入れにはクリーナーやブラシなどの必要なアイテムを備え、基本的な手入れの手順を守れば、長く使うことができます。また、洗濯機の使用についても注意点を押さえておけば、手間を省いてスニーカーをケアすることができるでしょう。自分に合ったお手入れ方法を見つけて、スニーカーライフをより楽しく、快適に続けていきましょう。
