足の爪が黒くなっているのに気が付くと驚いてしまいますね。足の爪が黒くなる原因は、あまり心配いらないものから、ガンのような重大な病気の可能性があるものまでたくさんあります。今回は足の爪が黒いときの治し方や何科を受診すべきかをまとめましたので参考にしてください。
足の爪が黒い原因は?
足の爪が黒い原因はいくつかあります。
- 怪我
- 色素沈着
- 水虫(爪白癬)
- 感染症
- 悪性黒色腫(メラノーマ)
- 全身疾患
怪我による出血や色素沈着によるものが比較的多いです。色素沈着は爪への刺激や水虫、薬の副作用など様々な原因が考えられます。
また、水虫や感染症によって爪が変色し黒っぽく見えることもあるかもしれません。稀ですが、悪性黒色腫(メラノーマ)が爪にできると爪が黒くなります。
全身疾患による爪の変色は、心臓や肺の病気、糖尿病などによって足先の血流が落ちてしまうときに起こり得ます。
ガンの可能性はある?
ガンの一種、悪性黒色腫(メラノーマ)が足の爪にできることがまれにあります。
SNSなどで「ほくろだと思ったらガンだった」という話を聞いたことはある方が多いのではないでしょうか。ですが、メラノーマ自体は日本人にはそれほど多くなく、10万人に1~2人ほど。足の爪に発症する人はそのうち半分以下なので、足の爪が黒いのがガンのせいである可能性はありますが、珍しいです。
見分け方
足の爪が黒いとき、その範囲や形などである程度原因を絞ることができるかもしれません。
爪の一部が黒い
怪我により出血が起きた場所だけが黒くなっている場合や、爪に点状出血が見られていることがあるかもしれません。
爪部分をぶつけたり挟んだりといった怪我をした場合はその部分だけ黒くなることがありますし、合わない靴を履いていると刺激になり内出血を起こすこともあります。
点状出血は爪に小さな黒い点が見られ、正常な人にも起こることがありますが、複数の爪の甘皮に起きていると強皮症、混合性結合組織病などの病気の可能性も考えられます。
爪全体が黒い
爪全体が黒い場合は、怪我による出血のほか、水虫や感染症、全身疾患による爪全体の変色が考えられます。また、悪性黒色腫(メラノーマ)が進行した場合も爪全体が黒いように見えるかもしれません。
突然足の爪が黒くなり、痛みを伴う場合は、怪我による出血のことが多いようです。爪全体が黒くなるほど大きな出血の場合は爪がはがれてくる恐れもあります。
爪に縦線が入っている
爪に縦線が入っている場合の多くは色素沈着や内出血で、まれに悪性黒色腫(メラノーマ)のことがあります。
色素沈着の場合、くっきりとした細い縦線が入ることが多いです。これは複数の爪に同時に起こることもあります。
悪性黒色腫(メラノーマ)だと、線は色が不均一だったり、ギザギザしていたりするかもしれません。だんだん太くなったり、甘皮部分や指先の皮膚などに広がってきたりした場合は悪性黒色腫(メラノーマ)の可能性が高くなってきます。
爪の変形も伴っている
爪の変形は、さまざまな原因で起こります。
- 怪我による出血で腫れがひどく、爪がはがれる
- 水虫や感染症により爪がボロボロになる
- 悪性黒色腫(メラノーマ)が爪全体に広がり、爪が崩れる
原因は良性の場合も悪性の場合もありますが、比較的重症で、日常生活に支障がでることも多いかもしれません。早めに対処できると良いですね。
足の爪が黒い場合の受診先
爪の疾患は皮膚科が専門なので、足の爪が黒い場合の受診先は主に皮膚科です。
糖尿病や心不全などがある場合はそれによって足の爪が黒くなっているかもしれません。その場合は皮膚科のほか、まずかかりつけ医に相談してみるのもよいと思います。
足の爪が黒いだけの場合でも、実は重症だったり、大きな病気が隠れていたりすることもあるので、気になることがあれば皮膚科を受診すると安心ではないでしょうか。
足の爪が黒いときの治し方
足の爪が黒いとき、軽症であれば自力で治すことができるかもしれません。足の爪が黒いときの治し方は病院を受診したほうが正確にわかりますが、ここでは自力でできることについても調査しています。
怪我
怪我による出血の場合、軽ければ治療しなくても治ります。
何日かして出血が吸収されれば色はよくなってきますが、完全に元の色にするには爪が伸びるまで待つことになるかもしれません。足の爪なので数年かかることもあります。
病院を受診すると、爪に注射針を刺して中の血を吸いとるなどの処置をしてもらえる可能性があります。これをすると腫れによる痛みも引きますし、腫れすぎて爪がはがれてくるのを防げるかもしれません。
色素沈着
変色した部位が一部であれば、爪が伸びるのを待つことで自然に消えていきますし、爪の保湿ケアやマニキュアなどで目立たなくすることもできます。
再発防止のために、爪を刺激から守る生活を心がけるとより良いです。
- 靴選びに気を付ける
- 歩きすぎない
- 爪を紫外線から守る
- 爪の保湿をする
締め付けの強い靴でたくさん歩くと刺激になり変色が起こることがあるので、見直してみるとよいかもしれません。また、日焼け止めや保湿剤などで皮膚と同じようにケアをすることで爪を刺激から守ることができます。
水虫(爪白癬)や感染症
感染を薬で治せば徐々に軽減し、爪がのびきれば元の色に戻る可能性が高いです。
何に感染しているかによって使用する薬が変わります。判断がつかない場合は皮膚科の受診が良いと思いますが、水虫の場合は治療薬が薬局で手に入りやすいので、自力で治せる可能性があるのではないでしょうか。
薬は塗り薬がメインで、時には飲み薬も使用します。
悪性黒色腫(メラノーマ)や全身疾患
全身疾患や悪性黒色腫(メラノーマ)の場合は自力で治すことはできないと思いますし、無治療だとだんだん広がっていく可能性もあります。
悪性黒色腫(メラノーマ)の治療法としてはガンの部分を切除する手術が一般的ですが、進行具合によっては指の切断になるかもしれません。さらに進行するとほかの臓器に転移する可能性もあります。気づいたら早めに病院を受診したほうがよいのではないでしょうか。
まとめ
足の爪が黒いときの治し方は原因によって異なります。原因によっては自力で治せる場合もありますが、正確な方法が知りたい場合は皮膚科を受診するとよさそうです。自力での対処が難しいときは、自己判断が間違っていたり、ガンなどの重大な病気が隠れていたりする可能性があるので、病院受診をおすすめします。









