2022年に歩いて稼ぐ事のできるゲーム「P2E(play to earn)」として話題となったSTEPN(ステップン)は、メディアにも取り上げられるなどして大流行しました。
しかしその後に様々な要因が重なり、トークンの価格が下落してしまい、結果として多くのユーザーが離れてしまいました。
そんなステップンの現在はどのような状況なのでしょうか。また、これから参入を考えている人はどのような点を確認すれば良いのか解説します。
STEPN(ステップン)とは?
STEPN(ステップン)とは、散歩やランニングなどの移動により仮想通貨(暗号資産)を手に入れる事のできるNFTゲームで、スマートフォン1台で手軽に始めることのできるブロックチェーン技術を用いたゲームです。
位置情報を使い遊ぶ「Ingress(イングレス)」や「ポケモンGO」などをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
ステップンは、ゲーム内で使用するNFTスニーカーの購入やレベルアップなどに仮想通貨(暗号資産)が必要になります。
NFTスニーカーには、品質や対応速度など様々な特性が設定されており、自分のライフスタイルや目標に合わせて最適なスニーカーを選択できます。
プレイオジョなどに代表されるオンラインカジノも仮想通貨を使用してベットができますが、あくまでもオンライン上でプレイを楽しむものなので、このステップンのように実際に移動して稼ぐというのは斬新なアイディアですよね!
ステップンの現在の状況とは
2022年4月まで好調だったステップンですが、中国での規制対象になったり、現実の通貨と同等の価値を持つ「ステーブルコイン」が機能しなくなったことによる仮想通貨市場の恐怖感などからトークン価格が大暴落しました。
その結果、多くのユーザーが離れてしまい、一時期アクティブユーザー数70万人もいたステップンも、現在ではかなりアクティブユーザー数が減ってしまったと言われています。
しかし、「歩くだけで稼げる」や「健康になりながらゲームできる」など、稼ぐことをメインに考えていないユーザーが多く残っているようです。
ステップンは今から参入しても遅くない?
ネットを見ると「ステップンは稼げない」や「ステップンはオワコン」などのワードを目にしますが、実際に今から参入するのは遅いのでしょうか。
結論から言うと遅くありません。
適正価格に落ち着いている
最盛期には、1番安いNFTスニーカーでも数万円はしていましたが、現在は価格が落ち着き4,000円〜5,000円ほどで購入できるようになりました。
そのため、初期費用を抑えることができ、新規参入しやすい環境と言えます。
仮想通貨(暗号資産)が回復しつつある
また一度大きく下落したGSTやGMTも、現在は回復傾向にあります。
また、有名企業とのコラボや、将来的にはNFTスニーカーのレンタル機能が実装される予定があり、今後も価格が上がるのではないかと噂されています。
STEPN(ステップン)の確認すべきチャートはどれ?
これから参入を考えている人は、利用されているトークンの価格をチャートで確認することが大切です。ステップンでは、「GST」と「GMT」の2種類のトークンが存在します。
STEPNのトークン①:GST(SOL)
「GST」は、プレイヤーが実際に歩いたり走ったりすることにより稼ぐことのできるトークンで、リアルマネーに換金することが可能です。また、ゲーム内でスニーカーを修理したりレベルアップしたりする際にも必要になります。
GST(SOL)は、2022年4月頃に1000円を突破するほど価格が高騰していましたが、様々な要因から一気に暴落。2024年6月現在では2.5円ほどで推移しています。
ビットコインなどの他の仮想通貨(暗号資産)の影響を受けて、一時的に価格が高騰することもあるため、GST(SOL)はこまめにチェックした方がいいかもしれません。
STEPNのトークン②:GMT
GMTは、ステップン上で使用されるガバナンストークンで、スニーカーや強化アイテムのレベルアップに使用される他、ゲーム内の運営に対する発言権や投票権を行使する際にも使われます。
またGSTと異なり、発行上限が決められているため、価格の値崩れがしにくい特性を持っています。
GMTは2022年4月頃は300円〜500円ほどの価格で推移していましたが、2024年6月現在では25円前後で落ち着いています。最盛期に比べると10〜20分の1の価格になっています。
まとめ
散歩やランニングなど移動するだけで稼げるゲームとして、一時的に大流行したSTEPN(ステップン)ですが、現在は「稼げない」や「オワコン」などのコメントが目に入ります。
しかし、以前ほど稼ぎにくくなったとはいえ、今でも稼ぐことは可能で、実際に稼いでいるユーザーも存在します。
健康意識が高まっている現代、再びステップンに注目が集まりトークン価格が高騰する可能性もゼロではないかもしれません。