ファッションなどでも多用されるスニーカー。スニーカー愛用者の方は、特にお気に入りのスニーカーを長く愛用したいですよね。しかし、履き続けるうちに、かかとの内側が擦り切れたり、靴底がすり減ったりと、様々なトラブルに見舞われることもあると思います。
そこで気になるのが、「スニーカーのかかとの内側や靴底の修理は自分でできるのか?」ということではないでしょうか。
そこで今回は、スニーカーのかかとや内側の修理に関する情報をお届けします。自分でできる修理方法や、スニーカーを長持ちさせるための手入れ方法について詳しく解説します。
自分でできる!スニーカーのトラブル別修理方法
ここでは、スニーカーのかかとや内側の修理をはじめとする、様々なトラブルの修理方法をご紹介します。
トラブル | 使用する材料 | 修理方法/ポイント |
つま先やかかとのすり減り | アロンアルファ(ゼリー状のもの) | 修理用のゴムを接着させる |
靴底全体のはがれ | シュー グーアロンアルファ | 靴底を張り合わせる 貼り合わせる前に、やすりで接着面を研磨し、 古い接着剤を落とすことがポイント |
縫い目や靴ひものほつれ | アロンアルファ(タフパワータイプ) | ほつれを止めたい箇所にアロンアルファを少量滴下し、 「専用硬化促進剤」を一吹きする 作業直後はほつれ止めをした箇所に触れないように注意 |
履き口内側の生地の破れ | 専用パッチ、シール | 専用のパッチやシールを貼り付けて修理 パッチの裏側がシールになっているため、 フィルムをはがしてそのまま貼るだけでOK |
靴底のすり減り具合と修理方法
靴底は、歩き方の癖によってもすり減り箇所やスピードが違うものです。ここでは、一般的な靴底のすり減り箇所と、その修理方法をご紹介します。
すり減り箇所 | 修理方法 | 備考 |
かかと部分 | 靴底補修材や補修パッチを使用 | 人によって外側、内側、真ん中などすり減り部分が異なる |
外側、内側、真ん中部分 | 靴底補修材や補修パッチを使用 | 歩き方の癖によってすり減り箇所が異なる |
靴底全体のはがれ | 靴専用の接着剤を使用 | スニーカーや上履きなどに多い 靴専用の接着剤は雨にも強い |
つま先部分のはがれ | 靴専用の接着剤を使用 紙やすりや布を使ってきれいにしておくと◎ | 硬化するまではビニールひもを 巻きつけたりクリップなどではさむと良い |
スニーカーを長持ちさせる!簡単なお手入れ方法とは?
スニーカーを長持ちさせるためには、日頃のお手入れが重要です。ここでは、簡単にできるお手入れ方法をご紹介します。
キャンバス地の汚れ落とし
キャンバス地のスニーカーは、洗濯機で丸洗いできます。以下の手順を参考にしてください。
- ひもと中敷を取り外す
- 歯ブラシで目立つ汚れを除去する
- 洗濯洗剤を入れたお湯に1時間ほど浸ける
- ネットに入れて洗濯機で洗う(通常の洗濯モードで洗い、脱水まで)
- 完全に乾くまで陰干しして完了
防水スプレーの使用
スニーカーの汚れや水の侵入を防ぐために、防水スプレーを使用するのも効果的です。特に、新品のスニーカーに使用することで、汚れが付きにくくなります。
自分で修理するのが難しいスニーカーの劣化状態
以下のような状態のスニーカーは、自分で修理するのが難しい場合もあります。
加水分解でソールがボロボロ
ソールが加水分解でボロボロになった場合、新しいソールを用意する必要があり、自分での修理は困難です。ただし、ソール本体ではなく、ソールと本体を接着しているのりが加水分解しただけの場合は、自分で修理できる可能性もあります。
アッパーに破れやほつれ
アッパーの損傷は、家庭用ミシンではきれいに縫合できません。専門のミシンが必要となるため、業者に依頼する方が良い場合がほとんどだと思います。
その他、素材や構造が複雑なスニーカー
高級な素材を使用していたり、特殊な構造をしていたりするスニーカーも、専門的な知識や技術が必要となるため、自分で修理するのは難しいでしょう。
まとめ
今回は、スニーカーのかかとや内側の修理をはじめとする、スニーカーの修理方法やお手入れ方法について解説しました。お気に入りのスニーカーを長く愛用するために、ぜひ参考にしてみてくださいね。