「STEPNをやったら絶対儲かる」
うまい話には、大抵『裏』があります。
STEPNの場合、その『裏』とは崩壊リスクのことでしょう。
この記事では、2022年2月からSTEPNの動向を見守っている私がSTEPNの将来性・崩壊リスクについて解説します。
STEPNの将来性が期待できる6つの理由
結論から言うと、STEPNはかなり将来性が高いと予想できます。
その理由は、STEPNはプロジェクトとして非常に完成度が高いからです。
プロジェクトの規模が大きい
プロジェクトの規模を図る上で、STEPNに関わる『人』や『企業』が重要な要素となります。
アディダスの副社長から世界一のVC・仮想通貨取引所まで、名だたる人・企業がSTEPNに関わっています。
さらに、STEPNは近い将来、スポーツブランドとのコラボを実施すると発表しています。
この発表に併せ、STEPN公式Twitterではこんなツイートも。
It is terrible what happened to @Ronin_Network For STEPN’s Solana and the BNBChain integration in April, we will not implement any bridge between these two ecosystems. pic.twitter.com/RJRskVRIUe
— STEPN | Public Beta Phase III (@Stepnofficial) March 29, 2022
掲載された画像には、ナイキ・アディダス・ASICS・headなど世界屈指のスポーツブランドのロゴが確認できます。
ゲーム機能の充実性
ゲームの弱点はいつか辞めるタイミングが来ること。いわゆる『全クリ』というやつですね。
STEPNアプリでは、未だに未実装のアイテム・マラソン機能・レンタル機能など、様々なリリースを控えています。
また、定期的にイベントが開催され、ユーザーの「飽き」を誘発させないような仕組みがとられています。
ゲームトークン暴落への対策
STEPN運営は、アプリ内トークンの暴落を脅かす様々なリスクに対して慎重に対応を進めています。
その一例が、アクティベーションコードの導入。
新規参入を適度に制限をかけることで、投機目的のユーザーを排除する取り組みをしています。
さらに、STEPNのゲームトークンである『GST』はゲームの性質上、高騰しにくい仕組みとなっています。
- GST価格の上昇 → ミントの価値が下がる → GSTが溢れる → GST価格の下落
- GST価格の下落 → ミントの価値が上がる → GSTが消費される →GST価格の高騰
ライフスタイルとの融合
STEPNはライフスタイルと融合しているので、多くの人をターゲットにできます。
これまでのNFTゲームは、「稼ぎたいから仕方なくプレイする」というユーザーが一定数存在しました。
一方、STEPNは「歩く/走る」といった日常生活に価値を持たせているので、
- ゲームが好きで無い
- ゲームをする時間が無い
こういった方でも参入しやすいと言えます。
チート対策
アプリ内の不正や不具合は、ユーザーの離脱に大きく関わります。
特に、botと呼ばれる自動プログラムを利用してトークンを稼ごうとするユーザーは、どのゲームにも一定数存在します。
しかし、STEPNはGPSとモーションセンサーを駆使したトークン獲得システムを採用しているので、botが入る隙がありません。
さらに、STEPNはマルチアカウントに対してアカウントの停止処置を行うと発表しています。
SDGsへの貢献
SDGsとは、「持続可能な開発目標」を意味する2030年までに目指すべき17の目標のことです。
昨今、SDGsへの貢献は企業としての評価に大きく関わります。
特に、STEPNでは次の2つの目標に貢献しています。
- 「2. 全ての人に健康と福祉を」
- 「17. 気候変動に具体的な対策を」
僕も、STEPNを初めてから通勤が車から歩きに変わりました!
Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)の教訓
「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)」は、一時期爆発的な人気を持ったブロックチェーンゲームです。
しかしその人気も束の間、2021年8月ごろからゲーム内トークン『SLP』が暴落し、現在アクシーは衰退傾向にあります。
アクシーインフィニティの暴落の背景には、次のような要因が影響しています。
- ゲームトークン『SLP』を利用シーンが少ないことによる、売り圧の高まり
- 投機家による価格の釣り上げ
- ゲーム自体が単純作業の繰り返しで、エンタメ性に欠ける
STEPNはアクシー・インフィニティをかなり意識した施策を講じている印象を受けます。
ゲームトークン『GST』は、レベル上げ・ミント・修理・ジェムのアップグレードなど豊富な利用シーンを持ちます。
また、「運動しなければGSTを稼ぐことができない」という、ある種の煩わしさが投機家の参入の障壁になるでしょう。
ゲーム性に関しては、様々な機能の実装を控えており、ユーザーを飽きさせないための導線が張り巡らされています。
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STEPNの崩壊リスク
結論から言うと、STEPNが崩壊する時は新規参入がいなくなった時です。
では、具体的にSTEPNが崩壊するシナリオの一例を見ていきましょう。
STEPNには、古参ユーザーがスニーカーを売却し、そのスニーカーを購入した新規ユーザーからの売却益を得るという構造があります。
新規ユーザーがいなくなるとスニーカーが売れなくなるので、マーケットにスニーカーが溢れかえり、スニーカー価格は暴落します。
同時に、使い道の無くなったGSTが大量に売られ、トークン価格も暴落。
結果的に、無価値のスニーカーとGSTを最後まで持っていたユーザーが敗者となります。
このような構造は、「ポインジスキーム」と呼ばれています。
「あなた(御社)のお金を運用して増やし、増えた分を(「配当」などとして)あなたに支払う」などと謳って、お金(出資金)を集めるのだが、そのお金は(全くあるいは殆ど)運用されず、以前からの出資者に「配当」として渡すことで、さもまともな資金運用をしているかのように装う。詐欺師が巧みならば、しばらくの間は出資者が増え続けて体面を保てる場合もあるが、システム全体では利益を生んでおらず負債が増え続け、最後には配当金が工面できなくなり破綻する。後から参加した出資者ほど損害は大きくなり、最後の頃の出資者(人数としては割合が多い)は配当を殆ど得られず、最後の出資者に至っては配当を全く得られない。
Wikipedia
STEPNがポンジスキームを脱出するには、やはりサービスを爆発的に飛躍されるしか道はないでしょう。
- 大企業との提携でスポンサー量を獲得する
- 自社で商品・サービスを販売する
- NFTスニーカーのプラットホームとなる
こういった施策でSTEPNに資金が溢れれば、いつかポンジスキームを脱出できるかもしれません。
暴落するとしたら、いつだろう、、、?
暴落するかどうかも、暴落するタイミングも誰にも分からないよ。
STEPNに今から参入するのはもう遅い?
この記事を執筆した2022/4/23現時点での感想としては、STEPNを始めるタイミングとしては、まだまだ早いと感じます。
STEPNはまだβ版(テスト期間)ですし、アプリ自体リリースされたのも2021年の12月です。
アプリ内機能もまだ全体の15%ぐらいしか実装されていません。
実装予定月 | イベント |
7月 | アチーブメント機能 |
8月 | クエスト機能 |
9月 | レンタル機能 |
10月 | マラソン機能 |
11月 | Social-Fi機能 |
12月 | コミュニティイベント |
「STEPNを始めてみたいけど、初期費用を払いたくない、、、」という方は、9月に実装予定のレンタル機能を待ってみると良いかもしれません。
レンタル機能はおそらく無料で始めることができ、借主は利益の15-30%を獲得できます。
レンタル機能の実施に備え、仮想通貨取引を開設しておくことをおすすめします。
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まとめ
STEPNは非常に優れたゲームコンセプトであるため、高い将来性が期待できます。
一方、崩壊リスクも捨てきれないので、慎重に運用することが鉄則。